昨日、親しい人が亡くなった。
36歳 心不全。
以前出向でうちの会社に来ていて、2年前くらいに出向元に帰ってしまった人。
でも、うちの会社の人をよく誘って飲みに行っていたし、私もその1人だった。
紅白対抗歌合戦を開催してくれていたのも、その人だ。
先日も紅白歌合戦<夏の陣>の案内が来たばかりで、私が「今回は欠席します・・・」と返信すると、
「えーーーー!やだーーーーーー!!また遊んでくれなきゃ!(え?)」
なんて、36歳男性とは思えない駄々っ子メールが返ってきていた。
すごくすごく面白くて、かわいくって、優しくて、社長にまでタメ口きけてしまうような人で、皆がその人を大好きだった。
私は仕事中にかかってきた、先日ご飯を食べに行ったKちゃんの電話でその事を知った。
電話に出るとKちゃんはパニックを起こしていて、いきなり
「え?O原さん、亡くなったの・・・?え?え?」
と言う。
今月Kちゃんと、Sちゃんと、O原さんと一緒にご飯を食べに行く約束をしたばかりだったし、Kちゃんが何を言っているのかさっぱり分からなかった。
とりあえず電話を切り、その情報を流したSちゃんに話を聞きに行くと
「そうなんです・・・。まだ社内には公表されていないけど、直に案内が回ると思います・・・。」
と、涙を流しながら言う。
「え、でも今度ご飯行く約束したじゃん・・」
それだけが、頭の中をグルグルしていた。だって、約束したのに破るわけないじゃん・・。って。
そして今日、お通夜に行ってきた。
遠目でも分かる程お寺の前に並べられたお花と、大きく書かれたO原さんの名前。
外から見える、O原さんの写真。
ホントなんだ・・・・。
ここでやっと理解できた。
お別れの時、棺の中で眠っているような姿を見ると、やっぱり信じられなかった。
去年双子の赤ちゃんが産まれたばかりで、
「女の子の方がデブなの。どうしよう。」
なんて、幸せそうに話してたのに。
元気にキャッキャと言っている双子の赤ちゃんと、泣かないで頑張っている奥さんが辛かった。
家に遊びに行くって言いながら、一度も行けなかった。紅白歌合戦も、もうできない。
今月お食事会をやってもO原さんはいない。
こんな辛いお別れは、今までしたことない。
初めて、私達は死と隣り合わせなんだ。って気付かされた。
昨日まで元気だった人が、今日はもういないかもしれない。
毎日を大切に生きなきゃって思わされた。
O原さん。もっといっぱい話したかったです。